ルーバーとは、細長い格子状の部材を一定の角度で並べて構成された建材で、通風や採光、目隠し、デザイン性の向上といった目的で使用されます。集合住宅や公共施設、商業施設といった規模の大きな建物において、外壁や建築意匠の一部として採用されるケースが多く、住宅向けとは異なる強度や寸法、意匠性が求められるのが特徴です。大型建築に求められるルーバー性能集合・公共・商業施設では、建物の規模や用途に応じて、耐風圧性・耐久性の高いルーバーが求められます。アルミ製のルーバー材が主流で、メンテナンス性に優れ、軽量かつ高い強度を発揮します。また、高所設置にも対応した設計がされており、施設の安全性や美観に配慮した仕様が整っています。戸建住宅用にも同様の商品はありますが、対応する下地や取付可能階層、強度が異なります。外壁を彩る建築的アクセントこのタイプのルーバーは、フェンスとしての使用ではなく、主に建物の外壁面に取り付けて使用されます。格子の角度や断面形状、設置ピッチなどによってデザインの印象が大きく変わり、通気性を確保しながらも外観のアクセントとして建物に統一感と立体感を与えます。同じシリーズでフェンス仕様も可能メーカーによっては、外壁用ルーバーと同じデザインでフェンスやスクリーンに対応したラインナップがあり、外構とのトータルコーディネートが可能です。これにより、建物と外構のデザインを連続させた、統一感のある景観を実現することができます。住宅用ルーバーフェンスとの違い一般的に住宅用の”ルーバーフェンス”は、外構に設置し、目隠しと風通しを両立させる目的で使用されます(通称:ガラリフェンス)。一方、集合・公共・商業施設用のルーバーは建築部材として外壁に設置され、意匠性と機能性の両立を図ることが主な目的です。この”ルーバー”が指す意味合いの違いを理解した上で製品選定を行うことが重要です。まとめ集合住宅や公共施設、商業施設におけるルーバーは、建物の機能性と外観の美しさを両立させる重要なエクステリア建材です。用途や設置環境に応じた最適な製品選びが、安心で魅力的な外観づくりにとても重要です。集合・公共・商業向けのルーバーカテゴリーの商品を探す場合はこちらをクリック!