バルコニーにおける「手すり」は、転落防止という安全面だけでなく、住まいの外観デザインにも大きく関わる重要なアイテムです。建築基準法にもとづいた高さ確保が必要なため、見た目だけでなく法的要件を満たす製品選びが求められます。バルコニー手すりの構成とはバルコニー手すりは、造り付けのバルコニーに取り付ける「笠木(かさぎ)」を基本とし、その上部に手すりやフェンスが取り付けられる構成が一般的です。シンプルな水平型のデザインから、縦・横格子、パネル状まで多彩なバリエーションがあります。建物全体の外観と調和させた選択が可能です。大きく分けて2種類の設置タイプバルコニー手すりには、主に次の2つのスタイルがあります。造り付けバルコニー壁の上に設置するタイプ外壁の立ち上がりに笠木とバーを組み合わせる形で取り付けます。バーのない「コーピング」タイプから、1段~数段のバーを配したものまで、シンプルでスッキリとした印象が特長です。バルコニーにフェンスとして設置するタイプこちらはバルコニーの立ち上がりや外壁から立ち上げる構造で、フェンスとしての役割も持ちます。縦・横格子、板格子、木目調、ポリカパネル、ガラスパネルなど、デザインの幅が広く、外観に合わせて選ぶ事ができます。建築基準法の規定に注意手すりの設置においては、「高さの確保」が最も重要なポイントです。建築基準法では、床面から手すり上部まで、内側の寸法で1,100mm以上を確保することが義務づけられています。特に、バルコニー床に後付けで敷材を施工する場合は、床面が上がることでこの寸法が不足しがちになるため、設計時の考慮が必要です。まとめバルコニー手すりは、建築基準法を守る安全装置であると同時に、住宅デザインを形づくる重要なアイテムでもあります。法的基準を確認しながら、建物や外構と一体感のあるバルコニー手すりを取り入れてみてはいかがでしょうか。バルコニー手すりカテゴリーの商品を探す場合はこちらをクリック!