エクステリア空間の自由な設計や施工には、用途に縛られない「汎用形材」の存在が欠かせません。名前の通り、特定の使い道に限定されず、必要に応じて現場で加工・アレンジして活用できる建材です。角材・Lアングル・フラットバーといった長尺の部材は、工夫次第でさまざまなシーンに対応できるのが魅力です。汎用形材の種類と特徴汎用形材には、断面形状の違いによっていくつかのバリエーションがあります。代表的な物では、下記のような部材があります。角材(スクエア材)断面が正方形や長方形の部材。フェンスの柱、フレーム、意匠材として広く活用されます。Lアングル直角に折れた形状を持つ部材で、補強やフレームの角部分に適しています。フラットバー平たい帯状の形状で、フェンスの横桟や装飾材として使われることが多いです。これらの素材はアルミ製が主流で、軽量かつ耐久性に優れ、施工の自由度も高いのが特長です。用途はアイデア次第汎用形材は、目的に応じて自由に使い分けることができます。枕木材として使用地面に立てて高さを揃えれば、現代的な枕木調のアクセントが作れます。フェンスとして使用角材やバー材を組み合わせて、オリジナルフェンスを作成可能。補強材として使用門袖やフレームなど、既存構造の補強や補完にも活用できます。既製品では対応できない形状やレイアウトにも、柔軟に対応できる点が強みです。カラーバリエーション汎用形材は、エクステリアメーカーごとにカラーや仕上げの仕様が異なります。例えば、アルミ色や木調ラッピング仕様などがあり、同メーカーの門扉やフェンス、テラスなどと組み合わせることで統一感のある仕上がりになります。また、シリーズ展開されている他の商品と共通仕様になっている場合も多く、見た目だけでなく施工面でも相性が良いのがポイントです。現場加工による自由な設計汎用形材の最大のメリットは、現場で自由にカットや組立ができることです。エクステリアは、インテリアと違い敷地形状が1軒1軒異なります。現場で自由にカットや組立ができることにより、既存の構造や敷地条件に合わせた“一点もの”のエクステリアデザインが可能になります。アイデアと技術次第で、他にはない個性的な空間づくりが叶います。まとめ「汎用形材」は、使い方を限定しない自由度の高い部材で、外構・エクステリアの可能性を大きく広げてくれる素材です。アイディア次第で、まさに“無限の可能性”を秘めた建材といえるでしょう。汎用形材カテゴリーの商品を探す場合はこちらをクリック!